ガソリンスタンドの洗車メニューを見ると
「コーティング専用コース」とか「純粋コース」とか書いてありますが、
コーティング専用コースにすると何がどう違うのかを紹介していきます。
コーティング専用コースとは?
「コーティング車専用洗車コース」の専用は何がどう専用なのかというと、
水が純水という事です。
一般的には、洗車機で使われている水は水道水ですが、コーティング専用コースには純水が使われています。
コーティング専用コースだから、
ブラシが丁寧にまわるとか、高圧洗浄が弱めに出るというものではないです。
純水は料金高め
水道水 | 純水 | |
洗車機(水洗いコース) | 400円 | 600円 |
コーティング | +800円 |
洗車機のコースにある水洗いは、300~400円が相場ですが
純水になると600円と高くなります。
ガソリンスタンド、専門店で施工するコーティングは
最初から純水を使っているお店が多いのでそこまで気にする事はありませんが
純水を使うと+800円も取られるというお店もあるので、注意して料金を確認してください。
純水にする3つのメリット
洗車機の水は、水道水を使っていて
水道水には、塩素、カルシウム、マグネシウム等様のミネラル分が含まれています。
純粋はミネラル等の不純物が無いというのが主な違いです。
この純粋にするメリットは3つあります。
ウォータースポットができにくい
ウォータースポットとは↑の写真のようなシミができる事を言いますが、これは水分が蒸発した後に不純物だけが残りこのような後が残ります。
純水はほとんど不純物が無いので、水分が蒸発しても痕に残る事がないと言われています。
ボディーにやさしく傷がつきにくい
水道水の水は、不純物があり
その不純物が原因で吹き上げをする時に、小さい傷がつく可能性も稀にあります。
不純物が入っていない純水は、既存のコーティングにも傷をつけることなく洗車ができ、吹き上げもさっとふき取れるので傷がつくリスクが軽減されます。
コーティングの乗りが良くなる
専門店、又はガソリンスタンドで「コーティング」を頼むと
必ず純水を使って洗車し、その後コーティング加工をします。
純水を使う理由は、ボディー面を不純物も何もないベストな状態にしコーティングの乗りを良くするためです。
純水で洗車するべき?
純水で洗車機を利用する意味はほとんどありません。
これが、手で施工するコーティングなら純水の意味は大いにありますが
洗車機の水をわざわざ純水にする意味はほとんどありません。
意味がない理由を紹介します。
純水でも吹き上げする必要はある
純水といっても、完全に不純物を取り除く事は不可能です。
そして、純粋だからシミができないというのも間違いです。
だって、洗車機のコースにある
「シャンプー洗車」や「コーティングコース」は不純物の塊だからです。
シャンプー洗車をすれば、シャンプー溶剤をふき取らないといけませんし
コーティングコースを選べば、純水を使っても必ずコーティング剤を拭きとらないと白い痕が残ります。
純水にも多少の不純物は混じっているので、吹き上げする必要はあります。
ウォータースポットはどんな車でもできる
どんなに高級なコーティングをしていても、どんなに純水を使用した洗車コースを選んでも
花粉、黄砂が降れば積もりますし、
雨が降れば、ウォータースポットやシミや水垢もできます。
一週間前に、純水で水洗いをしたんですが、花粉が降れば結局こうなります。
ただ、コーティングをちゃんとしていれば
コーティングの上から花粉が積もるだけなので、拭き取ればキレに元通りになります。
純水にするよりもコーティングコースを選んだ方がよっぽどお得だと思います。
さいごに
僕も何度か純水洗車を試した事がありますが、
車がキレイになるとか、コーティングの乗りが違うという実感は感じられなかったので
あくまで僕個人の意見でですが、純水にする意味はあまりないのかなって思います。
純水にしてお金を余分に使うのであれば、
コース自体のグレードを上げた方がよっぽど車に優しく良い選択だと思います。
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