洗車機のコースで一番安い価格なのが「水洗いコース」ですが、
- この水洗いってどんな時に使っていますか?
- 車が汚れているから?
- 単純に安いから?
- さっと洗えるから?
いろんな理由で選んでいると思いますが、ここでは
- どんな時に使えばいいのか?
- 水洗いはどんなコースなのか?
を詳しく紹介していきます。
水洗いの賢い使い方
先に結論を言うと、水洗いは、2つの使い方があります
- メンテナンスとして使う
- コーティング前に使う(自分でワックスかけたい人用)
メンテナンスとして使う
ここでのメンテナンスとは、「定期的に洗車する」と思ってください。
車の塗装は、雨、花粉、黄砂、紫外線などで簡単に劣化します。
それを防ぐための効果的な方法が、定期的に洗車する事です。
コーティングしている車も、コーティングを傷つけないため特にこのメンテナンスが必要です。
高価なコーティングなどの取説を読むと分かると思いますが、取説には車が汚れたら定期的にメンテナンスをしてくださいと書いてあります。
そのメンテナンスとして、水洗いは最適なんです。
コーティング前に使う
自分でワックス、ガラコなどを塗る人はちゃんと洗車してから塗っていますか?
適当に洗車した状態でワックスなどを塗るとこうなります↓
これはスクラッチ傷と言って、見た目が円を描いたような傷になるのが特徴です。この傷の原因の一つが、汚れを落とさずにワックスがけをするという行為。この傷を防ぐために、洗車機の水洗いは最適です。
水洗いは、水しか使っていないので余計な溶剤残りも気にせず、乗りも良くなり、キレイに仕上げる事ができます。
汚れを落とす目的はNG?
コーティングがしっかりされているならOKですが、すごく汚くなった状態での水洗いは超NG。理由は水洗いの特徴によるものです。
水洗いとはどんなコースなのかを詳しく紹介していきます。
水洗い洗車とは?
洗車機の水洗いコースは、水だけを使って、洗車ブラシで汚れを落とすコースです。
値段
300~500円の価格で設定しているお店がほとんどです。消費税が10%に上がった影響もあり価格が400円~500円がベースになりそうなので
300円の水洗いを見つけたらラッキーと思っていいと思います。
時間
所要時間は、1分30秒~2分。軽だと、1分30秒ほどで終わりますが、大型車は2分ほどかかります。
工程
水を出しながら、洗車ブラシを回し汚れを落としていきます。
洗車ブラシの後ろからついてくるエアーブローという機械で水を弾き飛ばし終了です。
水洗いで、ちゃんと落ちる?
水洗いだけでも十分仕事します。上と横からでてくる高圧洗浄で水を噴射させさらに、洗車ブラシで洗車するのである程度の汚れは落ちます
使用している水は?
水は普通の水道水です。
水道水は中に不純物が混ざっているので、ふき取らないと水垢やウォータースポットの原因にもなるので、気になる方は洗車後に水分をふき取った方が良いと思います。
お店によっては、コーティング専用水洗いコースというのがあり純水を使っているお店もあります。
水洗いのメリットデメリット
洗車機の水洗いメリットやデメリットを説明していきます。
水洗いのメリットについて
5つのメリット
- 価格が安い
- 洗車時間が短い
- ある程度の汚れが落ちる
- 吹き上げをしなくて良い
- コーティング車に最適
水洗いはコースの中でも一番安く短時間で終わりますし、汚れもある程度落ちます。
ただの水洗いなので、最後に吹き上げタオルで拭く手間が省けるのでドライブスルーのように洗車が終わったら車を降りずにそのまま出れます。
コーティングと水洗いの相性については、後で詳しく紹介します。
水洗いのデメリットについて
3つのデメリット
- 油汚れ、水垢など頑固汚れに弱い
- 洗い残しが目立つ
- 傷つくリスクが1番高い
水洗いなので、花粉、水垢、油汚れ、鳥のフンなどの汚れは落とせません。
さらに洗車機が移動する往復回数が一番少ないので洗い残しが結構目立ちます。
そして一番気になるのが傷が入るリスクではないでしょうか?
洗車機と傷について詳しくはこちらの記事で紹介していますが、<<93.2%が知らない洗車機で傷が付く本当の理由!
結論を言うと、洗車機が原因で傷が入る事はほとんどありません。
水洗いは他コースと違い何も溶剤も使わず、最初から水だけでブラシをガンガン回して汚れを落としていきます。
ボディーについている細かいホコリや汚染物質などが原因でボディーに傷が入るリスクは他コースと比べると一番高いです。
注意したい事はめちゃくちゃ汚れいてる車、べっとり油汚れが目立つ車には
水洗いはやめといた方が良いでしょう。
すっごく汚い車は、洗車目的で水洗いを使うのはNGです。
コーティング車と水洗いの相性について
水洗いとコーティングの相性は抜群です!コーティングの本来の目的は、塗装の保護ですが、そのコーティングも、雨、黄砂、紫外線でどんどん劣化していきます。
その劣化を防ぐ役目が「水洗い」と考えてください。
水洗いは、余計な溶剤が含まれていないため既存のコーティングに負担をかける事なく洗車できます。
水洗いでコーティングは剥げる?
よくお客さんから「コーティングしている車に水洗いをしたらコーティングが剥げるか」と聞かれます。
答えは、剥げません。特に新車で購入したコーティングなどの高価なコーティングほど剥げませんし傷もつきません。ハンマーで軽く叩いたくらいじゃ、傷がつかないくらいですよ?
水洗い使ってみた
水洗いは、ある程度のコーティングをしている車ならいつ使ってもOKです。ある程度とは、洗車機のコースにもある1000円ぐらいのコーティングで十分
筆者は、エネオスにある洗車機コースGプロテクト(1200円)というコースをよく使っています。
このコースはリーズナブルな価格にもかかわらず、1か月程度は艶と光沢が保って
撥水性能も優れています。その1か月の間に汚れたら水洗いを選んでいます。汚れが良い具合についたので、洗車してみましょう。
コーティングをしていない車だったら、水洗いだけでは、こんな汚れはなかなか落ちませんが筆者は、頻繁に洗車機のコーティングコースを使っているので水洗いだけで元通りに蘇ります↓
これが本来の水洗い使い方(定期的なメンテナンス)です。
傷を付けない方法
水洗いはどうしても洗い残しや、傷をつけるリスクが他のコースよりも上がります。そこで、オプションの出番です。オプションの中に
・泡クリーマー
というオプションがありますが、これを付け加えるだけで傷のリスクも洗い残りしも気にならなくなります。
このオプションはモコモコした泡が四方八方から出てくるコースです。
泡がですぎて外が見えなくなります笑
この泡クリーマーを使うメリットは、最初に泡で汚れを浮かし、最後に水洗いで洗い流してくれるのでコーティングしていない車でも、傷つくリスクが極端に減ります。
泡系のオプションが無い場合は、
最初からコースに泡が含まれている場合があるのでこのコースを選んで下さいね。
水洗いの正直な感想と仕上がり具合
お客さんの車で、めちゃくちゃ汚れてコーティングもしていない状態で水洗いだけで済ませるという方をよく見かけてます。
終わった後、毎回驚くんですがある程度汚れが落ちています。
水洗いでも落とせる理由は
- 高圧洗浄を使う
- ブラシの回転力
上からの高圧洗浄でルーフ部分はしっかり汚れが落ちます。
横のボディーはブラシの高回転力を生かして汚れが面白いくらい落とせます。
本当に今の洗車機のレベルに感動します。まぁ、洗車機の値段1台1000万円以上しますからね♪
でもやっぱり僕は働いている身なので、
汚れ残りは気になります。特に、ホイール周りは水洗い後でもこの通り
それと、下回りの汚れはどうしても水洗いだけでは限界があるので、気になる方はオプション等をうまく使いましょう。
さいごに
水洗いの使い方は、
・定期的なメンテナンス用
- コーティングしてる状態での水洗い
- ワックスをかける前の洗車目的
として使って頂きコーティングしていない車で、汚い状態での水洗いは避けてください。コーティングされていない方は、洗車機のコーティング(1000円)程度で充分なのでぜひ使って見て下さいね。
使い方やコースの内容はこちらで詳しく紹介しているのでご覧ください。
最後までご愛読本当にありがとうございました。
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