いきなりですが、
洗車機には、選んでも意味がないオプションが存在する事をご存じですか?
そんなオプションあるの?なんて思った方や、オプションの内容や効果がいまいち分からないという方へ、
・選ぶと損するオプション
・本当にお得なオプション
を包み隠さず公開していきます。
洗車機のオプションの内容
オプションの種類や価格は、
お店や洗車機メーカーによって違ってきますが、だいたい同じような内容なのでポピュラーな内容を7つ選んでみました。
洗車機オプション7つの種類
洗車機オプションの種類
・高圧ジェット:高圧洗浄の威力がup
・泡クリーマー:もこもこ泡が出る
・ていねい洗車:往復回数が増える
・ていねい乾燥:エアーブロー圧力up
・下部洗車:下回りの洗浄強化
・ホイール洗浄:ホイール周り洗浄強化
・撥水:コーティング剤が出る
それでは、詳しく紹介していきます。
高圧ジェット(200円~)
工程内容
高圧洗浄とは、水を高圧力で噴射する洗浄方法です。
洗車機の上から、横からの高圧洗浄の威力が強くなります。
効果
・汚れが落ちやすくなる
・傷が入りづらくなる
ボディーについている細かい汚れを洗車ブラシが当たる前に落としてくれるので、傷のリスクが減ります。
泡クリーマー(300円~)
工程内容
泡クリーマーとは、文字通りモコモコの泡が四方八方から噴射されます。
洗車機コースは、泡と書かれているコース以外は泡がでないので、泡を出したい方は、このオプションを使って下さい。
効果
・往復回数が増える
・汚れを浮かせる
モコモコの泡を吹きかけた後、ちょっとの時間ですが洗車機が止まってくれます。
洗車機が止まっている時間で泡が勝手に汚れをそぎ落としてくれます。
さらに泡をかけるという事は、泡を落とす必要があるので、その分の往復回数が勝手に増えるのでその分お得です
ていねい洗車(200円~)
工程内容
洗車機の往復回数が+1往復します。
往復している間は、洗車ブラシと高圧洗浄で洗車してくれます。
シャンプー、ワックス、撥水などのコーティング剤が2倍でるという意味ではないので注意して下さい。
効果
・往復回数が+1往復
・洗車ブラシと高圧洗浄が2倍まわる
ていねい乾燥(200円~)
工程内容
エアーブローという機械(上の写真)からでる風圧が上がります。
効果
・吹き上げ作業が楽になる
洗車後に残った水分を吹き飛ばすことができるので、
吹き上げ作業がをしない、又は作業が楽になります。
下部洗車(200円~)
工程内容
車の真下(下回り)を、下から噴射する高圧洗浄で洗います。
効果
・融雪剤対策
・塩害対策
普段、洗車しにくい下回り(溜まった頑固な汚れ)を下から噴射する高圧洗浄で洗ってくれます。
ホイール洗浄(200円~)
工程内容
ホイール専用ブラシで、ホイール箇所を重点的に泡を出しながら洗車します。
効果
・ホイールがキレイになる
今までは、洗車ブラシで洗えきれない箇所でした。しかしこのオプションが出たことにより、ホイールもキレイに洗えるようになりました。
撥水(300円~)
工程内容
洗車機からコーティング剤が出ます。
呼び名は、撥水、超撥水、光沢ポリマーとも呼ばれています。
効果
・水ハジキがよくなる
・艶、光沢が生まれる
出る溶剤はお店で異なりますが、基本的には、撥水力(水はじく力)が強くなります。
良質な物はさらに、ボディーの滑らかさ、艶、光沢が生まれます。
選んで損するオプション
洗車機のオプションの中には、選んでも意味がないオプションがあります。
そのオプションを3つ挙げます。
・ていねい乾燥
・高圧洗浄
・下部洗車
それでは、詳しく説明していきます♪
ていねい乾燥は逆効果
このオプションを選んでも意味がない理由は3つあります。
1、風力が上がらない
2、コーティング痕がつく
3、傷がつく
1、風力が上がらない?
ていねい乾燥を選んでもエアーブローの強さがそこまで変わらない理由は、
近隣住民のための騒音防止!
特に都心などの住宅が密集している地域では乾燥の圧力を上げてしまうと住民からすぐに苦情がきます。うちのお店も何度も苦情が入り、圧力は最小にしています。
2、コーティング痕がつく
仮に水を完全に吹き飛ばしたとして、そのまま吹き上げをせずに帰ったとしましょう。
溶剤を使うコース(水洗いコースの場合は問題ない)は、吹き上げしないとコーティング剤の白い液が残ってしまいます
ミラーやドアノブ辺りにこのような光景を見た事ありませんか?
これはコーティング剤の液が垂れてそのまま放置した溶剤痕です。
シャンプー、ワックスでもこうなります。
結局吹き上げをする必要があるのに、ていねい乾燥しても意味ないですね。
3、傷がつく
水が残っていない状態で吹き上げをすると、タオルの繊維でボディーに傷をつけるリスクが高まります。
吹き上げをするなら、水分がある程度残っている状態なのが必須です。
高圧洗浄の強さには限界がある
このオプションを選んでも意味がない理由は2つ
1、どのコースも高圧洗浄がでる
2、高圧の強さには限界がある
1、どのコースも高圧洗浄がでる
実は、一番安い水洗いコースだけを選んだとしても高圧洗浄はでています。
というのも、洗車機は洗車ブラシがあたる前に高圧洗浄である程度汚れを取り除いてあげる必要があるからなんです。
2、高圧の強さには限界がある
高圧洗浄の圧力を上げすぎると、
塗装や既存のコーティングを剥がしてしまう恐れがあるからです。
なので、最大出力で高圧洗浄を使うことはできません!
つい先日、水洗いコースに高圧洗浄のオプションをつけて洗車しました。
外で見ていたんですが、高圧の圧力本当に上がってるの?と思うくらい
見た目も、音も変わらなかったです。
仕上がりもオプションを追加したおかげ感を感じる事ができなかったので僕個人としてはあまり意味が無いのかなって思いました。
下部洗車で頑固な汚れは落ちない
下部洗車のオプションは、融雪剤対策としてはとっても効率的だと思いますが、汚れを落とすという目的なら、そこまでの効果は発揮しないと思います。
こちらの動画は、実際に下部洗車をして汚れが落ちるのかを検証している貴重な動画です↓
見てお分かりかと思いますが、汚れ落ちていませんね。
下回りは、汚れがたまり頑固で落ちにくい箇所です。本気で落としたいなら洗車専門店に行かれたほうが無難です
本当にお得なオプション2選
どうせ選ぶなら本当にお得なオプションだけを選びたいものですよね?
そこで、僕が普段から選んでいるオプション2つを紹介していきます。
泡クリーマーはコスパ抜群
泡クリーマーは、300円とオプションの中では高めの料金設定ですが、それでもコスパ抜群です。
理由は大きく2つあります。
1、泡の効果で洗浄力が上がる
2、往復回数が多く、長く洗車できる
1、泡の効果で洗浄力が上がる
泡を使って汚れを浮かせた状態を作りだす工程は、洗車のプロも行う王道の方法です。
泡の効果で、汚れが浮いた状態になり、汚れが落ちやすく傷が入るリスクが極端に減ります。
2、往復回数が多く、長く洗車できる
泡を出した後は、その泡を落とさなくてはいけないため
洗車機が余計に動いてくれます。その分、洗車ブラシと高圧洗浄を多く使ってくれます。
さ・ら・に、泡を出し終わった後少しの間洗車機がストップしてくれるので長い間洗車ができるのもメリットの一つです。
泡、4つのメリット
1、洗浄力が上がる
2、傷のリスクが極端に減る
3、往復回数UP
4、洗車時間UP
ていねい洗車で3倍お得♪
なぜ3倍お得になるのかというと、水洗いコースを例にとってみましょう。
水洗いコースだけを選ぶと、0.5往復しかしません。つまり、片道切符です。
この水洗いに、「ていねい洗車」を追加するとプラス1往復なので、1.5往復します。
つまり、水洗いを3回分やったのと同じ効果になり3倍お得♪になります。
さいごに
オプションは、どれと組み合わせたら効率的という考えより
そのオプションがどんな効果があるのかを知った上で使い分けた方がいいと思うので、この記事でお伝えした内容を参考にして頂けたらと思います。
最後までご愛読下さって、本当にありがとうございました。
コメント