ガソリンスタンド(セルフ式)で灯油やガソリンが吹き出したらびっくりしますよね?
車にかかった場合は洗車する必要があり、洋服にかかるとクリーニング費用がかかりますよね。
満タン設定しても止まらなかった場合や、勝手にふきだした場合の責任は、お客にあるのか?お店側なのか?誰の責任なのかハッキリさせたいと、思っている方への記事内容です。
さいごに溢れた後の適切な処理方法や今後溢れないためにする事も紹介していきます。
セルフスタンドで吹きこぼれた場合の責任は誰?
ガソリンスタンドの給油する機械には、給油する際の注意事項が必ず明記されています。
例えば、このような注意喚起
給油する際の注意喚起
- エンジンを停止する
- 油種の確認をする
- 火気の使用禁止
- 給油中はその場を離れない
- ガソリン容器への詰め替え禁止
- 継ぎ足し給油をしない
ガソリンが溢れないために、お客さんは自らノズルを手に持ち給油中は離れずに目視で確認しながら慎重に給油する必要があります。
しかし、店員さんがいないセルフ式だとつい、
- よそ見をして給油して溢れた
- 継ぎ足しをして溢れた
- 勝手に溢れた
- 明らかに止まらなくて溢れた
さまざまなシチュエーションがあると思うので、それぞれ紹介していきます。
よそ見をして溢れた場合は?
携帯などよそ見をして溢れた場合は、お客さんの責任になります。
大量に溢れた場合は速やかに店員さんに知らせて、処理をして頂きましょう。
継ぎ足しをして溢れた
継ぎ足しとは、満タンになった後も給油ノズルを抜かずにガソリンを追加で入れることです。
これは非常に危険な行為であり、ガソリンが吹きこぼれるリスクが極端に上がる行為で、責任はお客さん側にあります。
セルフスタンド止まらない場合もお客のせいなの?
満タンに設定して、本来は「カチッ」と音がして止まるはずが、止まらずにそのガソリンが溢れでてきたという方もいると思います。
ですが、本当に止まらなかったという方もいらっしゃると思うのでその場合の責任について話していきます。
そもそも、そんな事は起きるのでしょうか?
止まらない事ってあるの?
ガソリンスタンドで勝手に吹き出すことは、滅多にありませんが、起こりうることです。
ガソリンスタンドに10年以上勤めた筆者は、数回だけ給油の安全装置が壊れて止まらなかったことがありました。
安全装置が正常に働かない原因としては、機械の劣化と部品の破損が挙げられます。安全装置が壊れてガソリンが溢れ出すトラブルは、通常の点検では分かりにくいため、お客さんに言われて気づくことが多いです。
安全装置が働かずに止まらなかった場合の責任は?
これは、機械の故障という事になりお店側の方が責任を負うという事になるでしょう。
ガソリンスタンドは本来、毎日機械の点検や動作チェックをしなくてはいけない義務があります。機械が破損していたり、正常に動かない場合は給油機械を直ちに停止し点検業者を呼んで、修理依頼をする必要が消防法で義務づけられています。
お店側の責任なら、どんな対応するの?
大手ガソリンスタンドでは、洋服についたクリーニング代や、ガソリンを洗う洗車代の負担をします。
ただし、個人経営のガソリンスタンドや、状況によって対応が異なる場合があるので、まずはお店に連絡し、話し合いをする事が大切です。
セルフスタンドで溢れた後の処理と注意点
ガソリンと灯油によって溢れた後の処理方法が大きく違います。
まずはガソリンが溢れた場合の処理方法について紹介します。
ガソリンが溢れた場合の対応方法
ガソリンは少量溢れた場合でも、引火すると大惨事になります。
溢れた場合は、直ちにお店の店員さんを呼んで下さい。店員さんが特別なスプレーを使い洗い流してくれます。
灯油が溢れた場合は?
灯油は40℃以上にならないと引火しないので、自然に火がでる事はまずないのですが、灯油もガソリンと同様の危険物乙種第4類に指定されている立派な危険物です。
ガソリンでも灯油でも店員さんに伝えて下さい。
車にガソリンが絶対に拭く事
車にガソリンが付いたら絶対に洗車するか拭き取って下さい。
さもなければ、塗装は簡単に剥がれます。
上の動画がそれを物語っているので、ぜひ綺麗に拭き取って下さい。
ガソリンスタンドには、計量器(給油する機械)の近くにウエスがあります。そのウエスを使ってガソリンを拭くと綺麗に取れます。
さいごに
ガソリンスタンド(セルフ式)でガソリンや灯油が吹き出した場合、安全装置に問題があればお店側の責任。
よそ見やお客さんの過失があった場合はお客さん自身の責任になります。
ガソリンスタンドには監視カメラがあるので、あなたの言い分が通らなかったら監視カメラを確認して頂きましょう。
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