携行缶に給油する目的は、耕運機や発電機、緊急時のガス欠での給油だと思いますが、最近ガソリンスタンドでも携行缶の給油を断れるお店が多くなっています。
そんな中、携行缶の貸し出しはできるかと疑問に思われる方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は携行缶の貸し出しの有無や販売量、給油ができる時間について書いていきます。
ガソリンスタンドは携行缶の貸し出し可能?
京都放火事件以降、ガソリンの携行缶販売の規制が厳しくなり、お客さん自ら携行缶に給油する行為が禁止になりました。
そこで、困るのがどこで給油すればいいのか?という問題ですね。
ガソリンスタンドには大きく、フルサービスとセルフサービスの2種類のガソリンスタンドがありますのでそれぞれ紹介していきます。
フルサービス
フルサービスは従業員が給油してくれるお店ですが、給油以外にも修理や車検、メンテナンス作業も行っています。
ガス欠などの緊急時の対応もやっているので、携行缶をお店で保管しているので、携行缶の貸し出しをしているお店は多いです。
セルフサービスより10円ほどガソリン価格が高いのがデメリットです。
セルフサービス
貸し出しOKなお店の特徴
- ピット(修理する場所)がある
- 車検もしてる
- タイヤが置いてある
- 従業員が多い
セルフ式はお客さん自ら給油をするお店ですが、セルフサービスでも携行缶の貸し出しを行っているお店もあります。
貸し出しをしているお店の特徴は、ピット(作業場所)があり、タイヤや商品がたくさんある、半分フルサービスのようなお店です。
逆に、従業員が少ないお店やピットや車検を取り扱っていないお店だと携行缶の貸し出しをしていないお店という事です。
携行缶の貸し出しに必要な物
必要な物は、免許証とお金です。
・身分証明書
・補償金(約3000円)
補償金は、万が一携行缶を持って行ってしまった場合のリスク回避のためお店側がデポジットとしてお客さんから3000円一旦預かります。
給油が終わり、携行缶を返却したらお金も返金するので安心して下さい。
また、携行缶に給油するという事が決まっているので、販売記録の作成用紙に
- 顧客の氏名および住所
- 使用目的
- 販売数量
記入する必要があります。
携行缶貸し出しの流れ
お店でスムーズに貸し出しをしてもらうために、貸し出しの際の流れを紹介します。
- お店に行く
- 身分証の提示とデポジットを払う
- 販売記録作成書に記入
- 従業員が携行缶に給油
ガソリンスタンドは携行缶の販売量に制限あり!
ガソリンスタンドで携行缶の貸し出しをする際、何リットル入れるべきなのか迷われるかと思いますが、少ない分には何リットルでもOKです。
従業員さんに、3Lだけお願いしますと言えば3L入ったガソリンを携行缶に給油していただけます。
ガス欠なら何リットル入れるべき?
車でガス欠なら、最低でも5Lは入れるべきです。
ガソリンをタンクに入れてすぐにエンジンをかけると車に負担がかかるので、しばらく時間をおいてからエンジンをかけて下さいね。
10リットルあれば、50キロは走れると思うので不安な方は10Lがいいと思います。
最大何リットルまで?
ガス欠だから、たくさん入れておきたいという方は多いと思いますが、ほとんどのお店は、携行缶への給油は20ℓまでです。
たくさん入れたい場合は、まず20ℓ入れてからまたガソリンスタンドで給油するしかありません。
というのも、お店が携行缶に販売できる量は決まっていて、1日、200Lまでです。
みなさんが携行缶に給油ができるように、携行缶の販売量は制限しています。
ガソリンスタンド携行缶の貸し出し時間に注意!
深夜、早朝にガソリンスタンドに行っても貸し出しNGなお店がほとんどです。
そもそもフルサービスは24時間営業のお店でないお店が多いので、フルサービスに行く場合は営業時間内に行く必要があります。
セルフサービスは何時~何時まで?
セルフサービスでは、10時~19時なら携行缶の貸し出し又は給油ができるお店が多いです。
お店によってルールや時間が異なるので、貸し出しに行く前は確認しておきましょう。
貸し出しできない時間があるのはなぜ?
セルフ式では、従業員の数が少ないです。
特に早朝や夜の時間帯はワンオペで回しているお店も多く存在しています。
1人で、携行缶への給油は危険なためお店で貸し出しできる時間を設けています。
さいごに
携行缶の貸し出しのできるお店が分からない場合は、まずは近くのフルサービズのお店で聞いてみると良いでしょう。
その際には、お店のルールを絶対に守って安全に貸し出して携行缶に給油して頂きましょう。
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