自分は有資格者だから、危険物に関しての知識もあるので、セルフのガソリンスタンドで携行缶に給油してもいいではないのか?って気になりますよね?
お店に店員さんがいない場合や、夜間ではどんな対応をしているのか明確にアナウンスしているガソリンスタンドも少ないので、ここではセルフスタンドがどんな対応をしているのかを紹介していきます。
危険物取扱者が携行缶に給油してもいい?
結論から先に言うと、無しです。
京都アニメーション放火事件の前までは、携行缶にお客さんが自ら給油しても黙認されていましたし、消防の方もそこまで厳しく言ってこなかったのですが、
あの事件があった直後から消防の方からお店への指導が厳しくなりルールが厳格化されました。ルールというのは、お客さん自ら携行缶に給油する事は禁止です。
給油するとどうなるの?
消防法は、立派な法律です。基準に違反した者は、罰則があり3カ月以下の懲役又は30万円以下の罰金が科せられます。
給油を許可したお店側も罰則対象になるので、店員さんに断りもせずに自ら給油する行為は絶対にしないでくださいね。
夜間に携行缶給油したい場合は?
どうしても仕事が終わった夜以降でないとガソリンスタンドに寄れないという方もいらっしゃると思います。
しかし、夜間に携行缶に給油をしてくれるお店はほとんどありません。
フルサービスは夜やってる?
フルサービスは、従業員が給油や洗車をするお店ですが、フルサービス自体の営業時間が24時間ではないので、夜中閉まっているお店がほとんどです。
夜間にこっそり入れてもバレない?
夜は店員さんもいないので、こっそり給油ができると思う方も多いのですが、できません。
実は、夜間では監視カメラで給油の安全確認を常に監視されています。
事務所で給油許可ボタンを押したあと、ガソリンがでる仕組みです。携行缶に給油する人に対して、給油許可ボタンは押してはいけないルールになっているので、ガソリンは出ません。
店員さんがいない場合は?
店員さんがいないお店、例えば田舎の地域やピュアセルフといった完全セルフ型のお店には店員さんが外にいないので、困りますよね?
しかし、そういうお店は携行缶の給油自体をお断りしているお店が多く給油ができません。
いくら事務所に頼み込んでも、ワンオペで回しているお店も多く断られるか、近くに給油できるお店を紹介されるだけです。
なんで携行缶に給油できる店が減少してるの?
従業員がガソリンの携行缶給油を行う場合、以下の事をする必要があります。
・身分証のコピーをとる
・給油目的を記入してもらう
・給油レシート保管(1日の上限が200L)
お店側がこれだけの事を1人1人のお客さんに行う必要があります。
さらに何か問題が生じれば、お店側の管理を疑われます。
携行缶に給油できる量は多くても1人、40ℓです。
ガソリン以外にも洗車やオイル、メンテナンスで忙しいお店は携行缶に給油をしてばかりでは、たちまち潰れるというお店も実際に出てきてるぐらい、お店側も携行缶給油をしたがらないのが現状です。
さいごに
携行缶給油はいまとっても厳しく、給油してくれるお店自体が少なくなってきています。
給油ができるお店を探すには、お店に電話するかフルサービスのお店を選んでください。
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