洗車機のコーティングの種類って色々あります。
例えば、撥水、ガラス、ポリマー、ワックス。
一体何がどう違って、どんな効果があるの?
正直よく分かりませんよね( ゚Д゚)
そこで、この記事では、洗車機で使われているコーティングについて
・効果はどれくらいあるの?
・どんな種類があるの?
・デメリットってあるの?
について書いていきますので、最後までご覧ください。
洗車機コーティング効果はどれ程?
普段コーティングコースを選んでいる方も、そうでない方も、コーティングの効果ってなかなか実感できないと思うのでこんなことやってみました。
ボンネットに洗車機と似た種類のコーティング剤買ってきました。
半分だけ吹きかけてみたらどうなるのか?
吹きかける前は、こんな様子になっております↓
雨が降っていたので、こんな濡れています。
ボンネット半分だけ洗車機で使っているコーティング剤(ポリマー系樹脂)を吹きかけてみました。
どっちにコーティングしたか分かりますか?
実は、左側だけ吹きかけました↓
・左側(コーティングを使用)拡大画像↓
吹き上げもスムーズで気持ちいです↓
一方、コーティングをしない部分(右側)はどうなっているのでしょうか?
・右側(コーティング無し)拡大画像↓
左側と比べて、水玉が大きいです↑
吹き上げも一回では、完全に水気を拭き取りきる事ができません↓
見た目の特徴は、
コーティングしている方は水玉が小さく、
してない方は水玉が大きくなっています。
水玉の大小にどんな意味があるのか?
雨には、不純物が多く含まれています。
その不純物は車にいろんな悪さをします。
水玉が大きくなるという事は、その水分に含まれている不純物が多く残ります。
残った不純物がボディーに付着し、それが原因で水垢やシミ、ボディーや塗装へのダメージ負担のリスクが高まります。
洗車機のコーティングは、その不純物(汚れ)をガードし、さらに艶や光沢を出させる効果があります。
タオルで拭いてみても、コーティング有と無しでは効果に差がでてきます。
水気が取りやすいのがコーティング有りです。
実験で使っているコーティング剤は、ポリマー系のコーティング剤を使っています。
名前は、お店によって違ってきますが、僕が今回使用した洗車溶剤のコース名は、「Gプロテクト」
では、そのGプロテクトって何?って話になると思うのでこれからは種類について詳しく紹介していきます。
洗車機コーティングの種類を紹介
洗車機のコースには約6種類ほどあり(店舗や洗車機メーカーで異なります)
その中のコーティングコースは、大きく3種類に分かれ
呼び名もいろんな言い方をします。
呼び名はいろいろ
・Gプロテクト
・ビーナスガード
・グラスコート
・鏡面ポリマー
・超撥水
エネオス(エネジェット)にある洗車機コーティングのコースは3種類あります。
1、泡ブローグラスコート
2、泡ブローコート
3、ワックス洗車
1、泡ブローコート
泡ブローコートは、撥水系(ポリマー樹脂)のコーティングで水ハジキがよくなります。
2、泡ブローブラスコート
泡ブローグラスコートは、ガラス系のコーティングで見た目もピッカピカになり艶や光沢が生まれる最上級のコーティングコースです。
いろいろ呼び名があって混乱するかもしれませんが、コーティングの種類は3種類あると思ってください。
コーティングは3種類
1、ワックス系:600円~
2、撥水系:800円~
3、ガラスコート系:1200円~
この3つのコーティングの違いは、
はっ水、艶や光沢、持続期間が違ってきます。
溶剤 | 撥水 | 艶 | 持続期間 | |
ワックス | 油 | △ | ✖ | 1週間 |
撥水 | 樹脂 | 〇 | △ | 2週間 |
ガラスコート | ガラス | ◎ | ◎ | 4週間 |
・撥水性能
水ハジキの性能が変わります
・艶や光沢
ボディーの見た目が変わります。
・持続期間
コーティングが維持できる期間が変化します。
それでは一つ一つ、詳しく紹介していきます。
ワックス系
水ハジキに期待が持てる!
値段 | 撥水 | 艶 | 持続期間 | |
ワックス系 | 600円~ | △ | ✖ | 1週間 |
名前は聞いたことあると思いますが、手で塗る固形のワックスとは違い、
洗車機のワックスは、溶剤を上から吹き付けるタイプです。
油系の溶剤を使っているため撥水効果があります。
最低限のコーティング加工をしたい方におすすめです。
詳しくはこちらで紹介しています。
撥水系
撥水効果に期待が持て、艶もでてきます。
値段 | 撥水 | 艶 | 持続期間 | |
撥水系 | 800円~ | 〇 | △ | 2週間 |
ワックスとの違いは、成分の違い。
粒子が粗いのがワックスで粒子が細かいのが撥水です。
粒子が細かい撥水コースは、
ボディーの見えない凹凸部分にもコーティングされ、ワックスよりも断然
撥水効果に期待が持て、艶もでてきます。
UV効果も出て、汚れも付きにくくなるので
塗装の保護にとっても効果的です。
見た目も違います。
・ワックス↓
・撥水↓
撥水についてもっと詳しく知りたい方はこちら
ガラスコート系
プロがやったような仕上がりのガラスコート
値段 | 撥水 | 艶 | 持続期間 | |
ガラス系 | 1000円~ | ◎ | ◎ | 1週間 |
撥水コートの上からさらに2重コーティングするのでボディー表面はより平らになり、
撥水効果はもちろん、光沢や艶も出て新車のような輝きを放ちます。
撥水との違いは、
ボディーの輝き度とコーティングの効果が長持ちする点です。
塗装をきれいに保ちたい人、洗車頻度を下げたい人にピッタリです。
詳しくはこちら
<<gプロテクトとビーナスガードの違いは?高いから使わないは損!
洗車機コーティングのメリットデメリット
洗車機のコーティングを使うデメリットも正直に書いていきます。
コーティングのメリット
1、価格が安い
コーティングをプロに頼むと1万は軽く超えてくるでしょう。
しかし、洗車機のコーティングなら高くても2000円で済みます。
安いワックスや撥水なら1000円と手ごろな価格でコーティングできます。
2、短時間でコーティング可能
自分でやってもお店で頼んでも30分以上はかかり、さらに道具も用意する必要がありますね。
洗車機の場合は、5分程度で超簡単にコーティングされます。手間は吹き上げする程度です。
3、使えば使うほど強化
頻繁に洗車すれば、コーティング剤が塗り重なり、どんどん強化され
汚れがつきにくく、塗装はUVなどから保護され、艶と光沢が出始めます。
汚れがつきにくい=洗車頻度が減るという事もメリットの一つです。
コーティングのデメリット
1、コーティングの持続期間が短い
専門でコーティング加工を頼めば、半年〜長くて5年くらい持つと言われています。
一方の洗車機のコーティングは長くても1か月程度しか持ちません。
2、ガラスにも吹き付けてしまう
洗車機は短い時間で仕上げる事を最大の目的として作られているため、
どうしても、ボディーと一緒にフロントガラスや窓ガラスまでコーティング剤を塗布してしまいます。
ワックスは油系の溶剤を使っているため、フロントガラスの遮光性が悪くなる懸念も若干あります。
3、白い後が付きやすい
洗車後は、コーティング剤をタオルでふき取らないと
白い後が確実に残ってしまいます。
たまにこんな光景を見た事はないでしょうか?
これは、コーティングの溶剤がミラーから滴り落ちて、
そのまま白く残ってしまっています。
コーティングの溶剤は、原液で使っているメニューもあるので吹き上げは必須です。
既存のコーティングに与える影響は?
コーティング車を洗車機に入れるとNGと言われる理由は、
・傷がついたりする
・剥げたり効果が失われる
と言われています。どれも不安になる要素たっぷりですが、どうなのでしょうか?
傷がついてしまうの?
洗車機に入れると、上の写真のようなスクラッチ傷が入るとよく言われていますが
これは「真っ赤なウソ」です。
こんな傷が入る事は100%ありません。
でも、実際にこんな傷がついている人、たくさんいます。その理由が知りたい方はこちらからご覧ください。
撥水効果は失われる?
洗車機は、水を大量に使いコーティング剤を使用する際にも水を一緒に噴射させます。
洗車機のコーティング剤は、水に溶け込み馴染みやすい溶剤を使用していますので、時間が経つと自然に溶剤が落ちます。
そんな理由から、洗車機のコーティング継続期間は短いという事がデメリットでもありますが
既存のコーティングに与える影響が限りなく少ないというメリットにもなるので気にする事はまったくありません。
コーティングを傷つけず洗車する方法
洗車機を使っても既存のコーティングは剥がれませんが、それでも不安のある方は2つの効果的な方法があるのでこちらを試してください。
1、ノンブラシ洗車機を使う
ブラシがついてないをノンブラシ洗車機と言います。
この洗車機は、高圧洗浄だけで汚れを落とします。
なので、ブラシよりは正直汚れは落ちずらい!というデメリットはありますが、
傷がつく可能性は0%なので、安心して洗車ができます。
2,雨の日に洗車(コーティング)する
雨の日に洗車する人は少ないと思いますが、雨の日に洗車しても全然OKです。
むしろ、汚れの落ち具合がすごく良いんですよ。
それに、雨が降っているおかげで傷がつくリスクを極限まで下げられます。
その理由は、雨で汚れが浮いた状態になっているからなんです。
僕が雨の日にしか洗車しない理由もこちらで詳しく紹介しているのでよかったらご覧ください。
コーティング車にシャンプーをしても平気なのか?
新車購入時に施工するコーティング(ガラスコート系)は、複雑な化学反応を利用してコーティングしています。
洗車機のブラシが当たった程度でコーティングが剥がれる事はまずあり得ません!
むしろ、飛び石でもハンマーで殴っても、傷がつかないくらい頑丈なんですよ。
シャンプー洗車を何回やったところで、ビクともしません!
コーティングを傷つける3つのNG行為
既存のコーティングにダメージが及ぶかもしれない行為をここでは紹介します。
・予備洗いでゴシゴシ
予備洗いは、洗車機に入れる前にあらかじめ事前に洗っておく作業の事を言います。
予備洗いのメリットは、
細かい箇所や頑固な汚れをあらかじめ洗う事で仕上がりが良くなる点ですが、
デメリットは、コーティングはもちろん、ボディーの塗装にダイレクトに傷をつける行為になるので注意が必要です。
・汚い状態での水洗い
水洗コースは0.5往復しかしません。
という事は、汚れが落とし切れていない状態でブラシが回り洗車されます。
車が汚い状態=ボディーに無数の砂利やホコリが付いてます。
そんな状態で水洗いをするとそのホコリや細かい砂利が取れない状態でブラシが回るためリスクが上がるので、すごく汚いと思ったら
「泡クリーマー」、「ていねい洗車」などのオプションをうまく使うといいと思います。
・黄砂や花粉、水垢放置
花粉、水垢などの汚れを長期間放置すると、
コーティングを侵食して塗装面にも多大なる被害を及ぼします。
写真のような状態になる前に洗車したいところですね。
コーティング車に最適なコースは?
コーティングをしている車でも、メンテナンスをしていない車は洗車機コーティングコースをおすすめします。
メンテナンスとは、月に1~2回以上、洗車しているという意味です。
普段そんなに洗車していないなら洗車機コーティングを選ぶと、車をきれいな状態を保っていられます。
値段 | 持続期間 | |
撥水 | 1000円~ | 2週間 |
グラスコート | 2000円~ | 4~8週間 |
コーティング車だからこのコースを選んではいけません!というコースはありませんが、
コスパ重視なら、高いコースの方が洗車頻度下がり
使えば使うほど状態が良くなっていくのでおすすめです。
さいごに
洗車コーティングのコースは、
ワックス<撥水<ガラス系の順に良くなります。
ワックスは正直、コーティングと呼べるものではないので、選んでもあまり効果を実感できません。
選ぶなら、撥水又はガラス系のコーティングを選ぶといいと思います。
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