洗車機のコースには様々な種類がありますが、
撥水コースってどんなコース?って聞かれたら
う~ん・・・( ゚Д゚)
って思う方もいると思うのでここでは
洗車機の撥水コースをできるだけ詳しく解説していきます。
撥水洗車とは?
撥水洗車を簡単い説明すると
ボディーについた表面の水を、コロコロと転げ落とすような働きをさせる加工の事です。
つまり、水ハジキを良くするコースです。
洗車機の撥水コースは、液状の撥水溶剤を噴射させて
ボディー全体をコーティングします。
値段は?
お店によって料金形態は異なりますが、
800円~1000円が相場といったところでしょう。
ガソリンスタンドによって料金はまちまちですが、
今回はエネオスにある洗車機を紹介します。
・水洗い(300円)
・シャンプー(400円)
・ワックス(600円)
・撥水コート(800円)
・Gプロテクト(1200円)
・ビーナスガード(1700円)
オプション
・泡(300円)
・高圧洗浄、+1往復、乾燥(各200円)
撥水単品のコースですと800円~
撥水に泡などのオプションなどが加わった場合だと、1000円~になります。
エネオスでも(エネジェット)セルフ店の洗車機は最近料金の統一化を図っていて
撥水洗車とは書かずに、泡ブローコートと呼んでいます。
こちらのコース料金は、1000円しますが
泡で洗車した後に撥水のコーティングをするコースです。
工程
お店と洗車機によって異なりますが、洗車工程を説明していきます。
1、水とシャンプー溶剤噴射させます。
2,洗車ブラシと高圧洗浄で車を洗車します。
3,撥水コートを車全体に吹き付けます。
4,最後にエアーブローで水滴を弾き飛ばして終了です。
撥水コースは、洗車機が1.5往復します。
使われる溶剤は、水とシャンプーと撥水溶剤です。
所要時間
4分~5分
水洗いやシャンプー洗車は2分程度で終わりますが、
撥水洗車は、最後にコーティング剤を噴射させるのでその分時間がかかります。
撥水コートを選ぶメリットデメリット
撥水洗車を使うメリットはもちろんデメリットを正直に書いていきます。
撥水洗車のメリットについて
4つのメリット
1,コーティングなのに価格が安い
2,汚れもしっかり落ちる
3,水ハジキが実感できる
4,汚れが付きにくくなる
1、コーティングなのに価格が安い
撥水コースの一番のメリットは、
コスパが抜群!
800円~1000円という安さで良質なコーティングができる点がいいですね。
洗車機 | 手洗い | |
撥水コース | 800円~ | 2600円~ |
お店で手洗い洗車と撥水などのコーティングを頼むと
どんなに安いお店でも最低2600円以上します。
それと比べ洗車機は1000円もかかりません。
2,汚れもしっかり落ちる
撥水の溶剤を吹き付ける前に、
ちゃんと、シャンプー溶剤を使って洗車してくれます。
3、水ハジキが実感できる
当たりませですが、撥水洗車は水ハジキがよくなります。
ワックスと比べても撥水の方が全然水をはじくので、ワックスよりも絶対に撥水がおすすめです。
4、汚れが付きにくくなる
普段水洗いやシャンプー洗車をしているだけの人と比べるとすぐに分かるくらい汚れ具合が違います。
さらにうれしいのが、撥水はやればやるほど、どんどん撥水の膜が厚くなっていくのでコーティングそのものの効果も期待できます。
撥水のデメリット
3つのデメリット
1、持続期間が長くない
2,艶、光沢は出ない
3,ウォータースポットができる
1,持続期間が長くない
洗車機 | 手洗い | |
撥水コース | 2~3週間 | 1か月~半年 |
洗車機の撥水コースは、中性の溶剤を吹き付けるだけなのでどうしても効果を保てる期間が短くなります。
逆に手洗い洗車(手で塗り付けるタイプ)は、値段は高めですがコーティングの継続期間が上がります。
2,艶、光沢は出ない
撥水効果に特化したコースなので、このように
ボディーに艶、光沢感はでません↓
艶、光沢、ボディーを拭いた時の滑らかさを求めるなら撥水よりも一つ上のコース
ポリマー系のコースを選ぶといいと思います。
一番高めのコースを選ぶと艶と光沢が生まれます↓
3,ウォータースポットができる
ウォータースポットとは、
雨水の不純物がボディに付着し、白い球状となった汚れです。
撥水コートをすると、塗装面上の水滴がコロコロとした形になります。
しかしこれが蒸発すると、
水の中にある不純物だけが残り、このように汚く後が付いてしまいます。
塗装にダメージを与えるだけでなく、見た目も汚いですね。
ただし、これはどんな高めのコーティングコースをやっても
どんな高めの手洗い洗車をしても、雨が降れば同じなので
雨上がりなどは水滴をふき取ったり、頻繁に洗車しましょう。
注意点!
撥水コースを選んだあとは、しっかり吹き上げをしてください。
水分が残った状態で、放置していると
撥水の後が白く残ります。
撥水コースを選んで思った効果
先日800円の撥水コースを選んでみました。
洗う前は、こんな感じでした↓
洗車後、吹き上げをして撮った写真です↓
撥水を選んで満足した点は、
・十分汚れが落ちている
・水ハジキ感が得られる
汚れの落ち具合は申し分ない感じです。
水ハジキに関して言えば
フロントガラスをタオルで吹き上げた時
スムーズに水分をふき取る事ができた感触が得られました。
撥水を選んで不満だった点
・艶と光沢は生まれない
・細かい汚れは落ちない
僕は、撥水コースよりポリマー系のコースを普段は使っています。
このコースは値段は撥水より高めですが
艶と光沢、さらにボディーの滑らかさが異次元です。
タオルを置いただけで、タオルが滑って落ちてしまうくらい滑らかですが
撥水は、そういった艶や光沢を目的としたコーティングではないのでそこは弱いと思います。
洗車に関して言えば、多少汚れが残るのが気になります。
例えば、ホイールのこの部分
洗う前から汚いので、洗車機では限界のような気もしますが、
撥水洗車で洗うとこうなります↓
汚れている部分が目立ちますね。
ただ、これは撥水に限らずどのコースをやってもこういった汚れは出るので
前洗いをするとか
オプションでホイール洗浄を選択するとかで解決できます。
僕はいつも前洗いをしているので、撥水だろうが水洗いだろうが
洗車後はいつもきれいになっています↓
撥水が一番人気な理由
撥水コースは僕が働いているお店では1番人気です。
撥水コースが一番人気な理由
・価格がリーズナブル
・コーティング力が高い
・持続期間がちょうどいい
その理由をいろんなお客さんに聞いてみたところ
価格が安い点がやはり一番の理由です。
その次に撥水力(水ハジキ感)を得られるから。
そして、持続期間が2週間くらいとちょうど良いという点です。
どんなにいいコースを選んでも雨や空気中のホコリによって車にはどうしても汚れが
2週間くらいすると付いてしまいます。
そんなちょうど汚れが付き始めるタイミングで撥水コートの効果も切れるので
じゃーまた洗車してみようかとなるわけです。
みなさんがもし車を大事に塗装を保護し続けたいのであれば
撥水コースを月に1~2回程度洗車する事をおすすめします。
月に1~2回洗車し撥水コートをし続けると、塗装面にコーティング膜が張られ
汚れも付きにくく塗装にも負担をかけず理想的なメンテナンス効果に期待が持てるので
このコースは上級向けの良質なコースと言えるでしょう。
まとめ
撥水コースは、水ハジキを良くしてくれるコースです。
ワックスでは味わえない撥水効果が期待できるのでおすすめです。
月に1~2回程度で車がキレイに保て、塗装の保護にも期待ができるので車を大事にしている方は最低でも撥水以上のコースを選ぶ事をおすすめします。
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